2013年1月10日木曜日

あける、新年

あけましておめでとうございます。
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくおねがいします。


2013年ですか。マヤの終末論を少し前に知って、その日は相も変わらず稽古してたので、正直踊ってるときに世界が終わってくれるならそれで、と思ってたのですが、終わりませんでしたね。どういうことですか。


所属する院の修了がかかった修士論文の提出締め切りを目前に控えておりまして、現在研究室はさながら年末の、あの年末特有の「何かがやってくる(そして時間が早く過ぎる!)」感でひしめいています。去年程ではないけれど。笑
ですので、まだ正式には新年は明けておりません。良いお年を!

私は制作と併せて提出する副論文をとりあえずキンコーズへ叩きつけ、あとは製本した副論が燃えたりしなければ、東京と埼玉の県境が地割れ起こして埼玉にたどり着けなくなったりしなければ、無事に出すことはできそうです。
そう、出すことだけはね…


修了するための成果として、私は言わずもがな、ダンス作品を作ったわけですが、その発表も昨日終わりました。

緊張してたつもりはさらさらないんですけど、むしろ恥も外聞も捨てた私には緊張する資格も無いわけですが、やっぱり"本番"と冠が付くと不思議と緊張しちゃうものなのですね、何かが狂う。そして狂ったテンションで研究論文の人たちに話しかけて怒られる。

まったく、アスリート並みの精神力が要るわ、と最近はよく思う。
対戦相手は観客、そして何より自分なのです。
つまらないことをしてるつもりは一切ないし、作品はちゃんと出来てるけど(一年苦しんだ)、金メダル取れるか取れないか、勝てるかどうかのレベルで完成度の到達点が違う。
関係ないけど、個人種目の人って、金メダル取ることを「勝つ」って言うよね。あれの意味が分かった気がする。

昨日は正直ムラがあった。勝ててるとこもあった。全体的にはマシだった、釈にズレがなかった。作品の全体が掴めたここ数日で、音無即興の作品で全体時間釈のズレがなくなっていた。演出の体内時計はずれてなかった。だけど若干演出の自分に出演の自分が負けていた。最近自分の動きに音楽があるのね、その身体の中の音楽が鳴らないときがあった。

しかしまぁ繊細すぎる。その繊細なところで勝負してる作品だから仕方ないが。
再来週?か、また公開発表するので、それまでに鍛え直す。


ここ一年で振り切ったものはあまりにも多い。一番大きいのは、他人の評価がどうでも良くなった。これはちょっと自分でもやばいと思うけど、でも、自分しかいないと思う。私が頼れるのは、最終的には踊る自分しかいない。
かなり荒治療したし、恐いし、今だって絶賛強がっているだけですけど、そうでも思わなきゃ立っていられなかった。
これで良いのかどうかは知らん。だって時々物凄く悲しくなったりした。

これから、他人の評価に嫌でもさらされていくだろうと思えば、そして自分にとって本当に頼らなければならない人と仕事するために、それは当然、これからも作る作品や自分のダンスを色んな人に観て欲しいと思うからだけど、
この一年は本当に大きかった。
きっと、自分の中で得たものの方が多いはず。

と、思うことにするよ。
いつだって今が一番良いと割と本気で思っている。というか思い込んでる。阿呆だから。笑


真面目くさったことたくさん書いてたから適当なこと書こうと思ってたのに、結局こんなことばっか考えてて馬鹿みたい。
でももう馬鹿は治らない。だってすごく手遅れ感があるもの。ひしひしだよ。
しかしもう胃潰瘍にはなりたくないわ。


それにしても、キンコーズが火事になってないといいな、この微妙な待機の時間、気持ち悪い。

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