2013年3月6日水曜日

靴論

ヒールの高いパンプスを探そうと思っていて、どんなものがいいか考えています。

使い古された言い回しではありますが、自分にピッタリと合う靴を探すのは難しいものです。
ヒールのあるパンプスを履いている女性を観察していて思うのは、中々その人の脚や体型に合ったものを履いている人は多くないということです。

私がヒールのあるパンプスを選ぶときの基準をいくつか。
まず、最近新しく追加された項目として、ヒールの高さは、特に膝下の脚の長さとベストな比がある気がするということです。
それと、正面から見て最も足首が細く見える足の甲の傾斜具合ってのも参考にするべきな気がします。

それに加え、ヒールの形はふくらはぎの形と連続してキレイに見えるものであることは絶対です。
言わずもがな、試着して脚全体の形を見るべきで、もしキレイに見えなかったら一つサイズを落とすこともあります。踵がベルトのものとかであれば、下手するとちょっと小さい方がとキレイに見えることがあります、入ればね。

靴そのものの機能として、ヒールそのものが踵の中心より後ろに外れているものは絶対歩きにくい。それから、靴底から土踏まずが浮くものはそもそも体重が支えらないから、重心がふらついて脚が疲れる原因になります。
ヒールが地面と垂直じゃない状態で履いている女性がたまにいますが、心底信じられません。そういうときは背後から、心の中で合掌しています。汚い、以前に骨格の歪みがこちらまで伝わって来て非常に気持ち悪いです。

もともとヒールは、フランスの軍隊で生まれたものと言われています。歩き易さを重視して取り入れられたそうですが、それは、土踏まずを持ち上げることから始まったんじゃないかなと想像します。そしてプライドの高いフランス人が、背を高く見せるためにヒールの高さを上げていったんじゃないかと勝手に思っています。

どちらにせよ、良い靴はまず、土踏まずがきちんとあるものです。しかし、市販のパンプスは土踏まずがほとんどありません。まさに大は小を兼ねるで、ゆとりのある方がひとまずいろんなお姉様の足が入るのでしょう。だけど土踏まずが靴底から浮いていると疲れ易いよって、なぜ靴屋の人は言ってくれないのでしょうか。


紳士用のものだとこんなに考える必要もないと思いますし、婦人用でも、他の種類の靴だったらそんなに考えません。しかしヒールだけは、ちゃんと形を見ておかないと歩けなくなるから本当に気をつけるべきだと思います。
高いヒールを履いておいておっかなびっくり歩いている女性の姿程間抜けなものはない。ヒール履いていつもと同じように歩こうとするから怖いのです、ある程度歩き方を変えないと。

自分に合う靴はなかなか見つからないのー、なんてロマンチックなことを言っている場合ではなく、合わない靴を履くことがどれだけ体に負担を掛けるか、考えるだけで恐ろしい。
まぁ…その為にオーダーメイドってものがあります。


これだけ散々拘ることはあるのですが、結局最後は値段との交渉をせざるを得ないところがなんとも残念です。
仕方ないので、自分で細工するしかありません。

結論:良い靴は高い。


以上、スニーカーは汚して履き潰したい派の人の説得力のない話でした。

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